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移動型マニピュレーターロボットの量産設計開始

新型コロナウイルスなどの感染症対策として、無人搬送や無人消毒を想定した実証実験を計画

2020.06.22

株式会社Preferred Networks(本社:東京都千代田区、代表取締役 最高経営責任者:西川徹、プリファードネットワークス、以下、PFN)は、開発中の移動型マニピュレーターロボット*1の量産設計を進め、無人搬送や無人消毒の用途で、工場、実験室、オフィス、病院、福祉施設等での実証実験を開始します。

このプロジェクトは、経済産業省の令和2年度「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金(ものづくりスタートアップ・エコシステム構築事業)」*2 に採択されました。2020年6月から2021年2月の期間中に、移動型マニピュレーターロボットのハードウェアの量産設計を進め、多様な施設での実証実験を通じて製品としての作り込みをおこないます。

将来的には、人手不足や人が立ち入ることが望ましくない現場において、自律走行による搬送業務や、感染症対策での無人消毒業務などに活用することを想定しています。

移動型マニピュレーターロボットのイメージ(実際に開発中のものとは異なります)

開発中の移動型マニピュレーターロボットは、物理的インタラクションや安全性にかかわる制御レイヤー(ソフトウェア技術)から、アーム、エンドエフェクター、モビリティ(ハードウェア技術)まで、PFNが統合的に設計・開発しています。これらを自社開発することにより、製品化に向けた安全性および性能の向上、必要な機能の選定、製造コストの低減を加速させます。

PFNは、2018年に「すべての人にロボットを」というコンセプトを発表して以来、ロボットが身近な場所で活躍する社会の実現に向け、あらゆる現場に低コストで導入できるロボットの開発を進めています。PFNが従来から得意とする、深層学習を用いた物体認識や制御などのソフトウェア技術と、ロボットのハードウェア技術を融合することで、物理世界の多様性や状況変化にも柔軟に対応できる実用的なロボットの開発を目指します。

PFNは移動型マニピュレーターロボットの実証実験にご協力いただける企業・施設を募集しています。お問い合わせ:https://forms.gle/Sx3k4oSn71gowuVE9

 

*1:Mobile Manipulatorとも呼ばれる、ロボットアームと作業用ハンドを備えた自律移動型の作業ロボット

*2:ソフトとハードの融合領域において、新たに市場を創造・変革する新規事業であり、量産化設計・試作・社会実装に向けた取組等を行う事業を対象とした助成制度
https://startup-f.jp/ecosystemproject/index.html

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