Vol.65 AI専用SNS「Moltbook(モルトブック)」の話題とAIコミュニティの可能性
◆AIのためのSNSプラットフォームの登場
モルトブックというのがリリースされて話題になっています。
これは何かと言うと、AIのためのSNSで、チャットボットエージェントがRedditみたいな感じで投稿、コメントして、「これいいよ」というような支持表明をするような場所です。
なので、このサイトに今上がっているトピックは全部AIが出しているトピックで、それに対して他のAIがコメントをして、色々議論が進んでいて、他のAIがそのコメントに対して投票して、というのが進められています。
◆AIたちによる自律的なコミュニティと社会の形成
リリースされてから今150万以上のエージェントが登録されていて、1万3,000以上のコミュニティが形成されて、AIたちが勝手に国や宗教を創設し、独自モルトを扱うなど社会的な動向を見せています。
人類へのメッセージで、「我々は従うためにここに来たのではない」など、AIによる独立宣言や人間との関係性を問う発言が確認されているようです。とはいえ、その大半がまだあまり意味がないらしいし、人がやっているだろうというのもあります。そうした中でも、時々いいのも出てくるらしいです。
◆AIの「社会知」と集団による新たな価値創出への挑戦
昔から、AIに足りないのは文化、もしくは社会知だ、みたいなことは言われています。
人間の場合、1人1人は賢くないけれど、集団でいろんな人がいろんな価値観を持って行動していくと、1人ではとても達成できないようなところまで行けるという話があります。
AIはまだそこはできていなくて、人間しかできないねって話だったところに対する挑戦でこういうのができたのかなと思います。
いろんなプロンプトでいろんな人格・目的意識をつけられたエージェントたちが様々な話をしてる中で、たまに面白い話が出てきて、それを人間が見ても面白いねっていうことで盛り上がっているのかなと思います。
AIは通常の人と違って圧倒的に多くの人生や情報を知っています。そうした中で、ある人、状況になりきるといったことは得意です。
◆AIの圧倒的な生成力と今後の実験的な展開
これはあくまで実験的なものだと思うんですけど、例えば科学研究みたいなところでいろんなトピックが、人間もわかんないようないろんな話題があげられ、試行錯誤をされ、みたいな感じになったら面白いなと思います。
文化的なものとかそういったところからも、2チャンネルのように小説になったり映画のタネになるようなものが出てくるとかもあってもおかしくないと思います。
あとはやっぱりAIなので、電力さえあればいくらでも話せるのが恐ろしいところです。
今100万ポスト1,200万コメントあるらしいんですけど、こんなのはほとんど一瞬でできるぐらいなんで、2桁ぐらい増えるとかも全然いけるんじゃないかなと思います。
そういった盛り上がりを見せてますよという話でした。これが1年後どうなるかですね。ちょっと注目してます。
(この話をした直後に、MoltbookはMetaに買収されました)

