Web開発の全てを担い、最先端研究を実装する。AIプロダクトのフルスタックエンジニア
自己紹介をお願いします。
初めまして、西田良輔と申します!
2022年に慶應義塾大学大学院 理工学研究科を卒業後、大学院在学中にインターンをしていた不動産AIテック系の外資系ベンチャー企業にて3年弱にわたって、立ち上げフェーズのWebアプリ開発、データエンジニアリング業務を経験しました。
そして2024年10月にPreferred Networks社(PFN)にエンジニアとしてキャリア入社いたしました。PFNでは主にWebアプリ開発全般を担当しております。
趣味もアプリ開発で、より良い開発手法や実装方法を日夜研究・実装しています。他にもサッカー/水泳/筋トレ/ピアノなども趣味で、体を整えたりリフレッシュすることにも力を入れています!
現在担当している主な業務内容や具体的な流れについて教えてください。
現在私は「PreferredAI Work Suite」と「PreferredAI Talent Scouter」の開発チームに参加し、両プロダクトのWebアプリケーション開発に携わっています。
PreferredAI Work Suiteは一言で表現すると「データ連携型のAIプラットフォームサービス」です。企業様が所有する社内データをWork Suite内または連携された外部ストレージに配置することで、そのデータを活用した業務の自動化やチャット機能による文書作成など、業務効率化を多岐にわたって実現できます。
PreferredAI Talent Scouterはいわゆる「AI面接」を実現するプロダクトです。企業様が通常の面接で抱える面接コスト/面接官ごとの通過率ばらつき/ミスマッチの防止などの解決を支援します。また、構造化面接/ケース面接/ロールプレイングなど、企業様ごとのニーズに沿った多岐に渡る利用も可能です。
どちらの製品もここ1~2年以内に開発がスタートしたものです。コアとなる価値こそPFNが開発・保有している技術に裏付けられてはいますが、BtoB向けのプロダクトとしては完全に新規に開発しています。
そのため、最初期は少人数での開発からスタートしており、フロントエンド/バックエンド/インフラ全般を含むWebアプリ開発が、私の主な業務内容です。ただし、単純なWebアプリケーション開発ではなく、社内で並行して進められる研究・技術検証と密接に連携しながら開発を行っています。いわゆる「フルスタックエンジニア」でありながら、最新の技術検証結果をプロダクトに実装する環境です。
日々の業務内容としては「プロダクトの品質向上」「新機能の実装」「顧客フィードバックを元にした改善」に加え、「研究成果のプロダクト導入」「精度検証結果を受けての実装改良」なども技術横断的に対応しており、常に技術の最前線に触れながら開発しています。
数ある企業の中で、なぜPFNをファーストキャリアor転職先として選ばれたのですか? 入社前の期待や不安、実際に入社してみて感じたギャップや感想があれば教えてください。
大学院在学時はコンピュータグラフィックスを研究しており、作曲やゲーム開発が趣味で、Webアプリ開発にも強い興味がありました。一方でAI・プログラミング学習団体で講師をしたり、AIテック企業でエンジニアリングインターンを経験したりと、AIに関するサービス開発にも触れていました。そのためアプリ開発にもAIにも両方強い興味がありました。
大学卒業後はベンチャー企業で0→1フェーズのサービス開発やデータエンジニアリング業務、マネジメント業務などに従事しましたが、3年が経過する際、改めて自身のキャリアを考え、「AI/LLM関するプロダクト/サービス開発に本格的に従事し、プロダクトを通して価値を届けたい」という思いが強いことを再認識しました。
私自身はWebアプリ開発のフロント/バック/インフラ全てを業務で携わりたいと考える一方、会社によってはエンジニア職種が細かく分かれている求人も多かったり、ITコンサルやフリーランスの選択肢もあったりして、進路を決めかねていました。
その中でPFNでは、まさに自分が求めていたAI x Web開発の全般ができること、また自身のベンチャーxAIテックでの0→1開発のキャリアが活きることに強く共鳴し、セカンドキャリアとして選択しました。
実際に入社すると、本当に優秀で第一線で活躍している方ばかりであることを実感しました。毎日が経験と学びの連続で、まさに弊社のバリューの一つである「Learn or Die」を日々感じております!
学生時代に学んだことで業務に活かされたエピソードがあれば教えてください。
学生時代は研究やサークル活動でレンダラー開発・Blenderによる3Dモデリング・Unityを用いたゲーム/アプリ開発などをしていましたが、前職では業務外のため一旦離れてしまっていました。
一方で、PFNではオープンワールドサバイバルクラフトゲーム「Omega Crafter」を開発/リリースしていたり、Talent ScouterではAI面接に3Dアバターを利用していたり、CG関連も独自で実装しています。そのため、一旦離れていたCG系の話題に花を咲かせられたり、業務として携われることは嬉しかったですね!
また前職では、Webアプリ開発だけでなくPoCに際してモック開発、REST API開発、データパイプライン構築なども経験しました。これらの経験はプロダクトのUIデザイン設計、負債の少ないバックエンド実装構築、複数のAWSサービスを組み合わせた設計などに繋がりました。
以上の経験から、PFNは「枠に捉われず広く技術を採用する」印象を感じるとともに、これまで培った技術が何かしらの形で活きるシーンが多く、この点が他社との違いの一つであると実感します。まさにスティーブ・ジョブズ氏の有名なフレーズ「Connecting The Dots(点と点を繋ぐ)」のような、過去の経験が生きてそれが価値につながる環境があることを実感します。
PFNでプロダクト開発をすることのやりがいや苦労を教えてください。
PFNでのプロダクトサービス開発は一言で「Web開発だけでなく、AI技術の深い知識/素養/トレンドを吸収しながら、最先端の技術を応用した開発ができること」がやりがい&魅力といえます。
実際にプロダクトを開発する際、専門家がいないと技術的な担保や精度向上で頭打ちになることが多い印象があります。一方でPFNでは何かしらの専門家が在籍しているので、プロダクト開発で技術的に困った際にも連携できる強みがあります。昨今はAI技術の進歩が非常に速いため、 常に最新トレンドをキャッチアップし続けるのは私も苦心していますが、そのような情報も社内でナレッジとして共有され、大変刺激になっています。これは他社ではなかなか得られない経験だと感じます。
逆に自身が影響を与えた例として、前職で培った「ユーザー視点でのプロダクト設計」の経験が活きています。具体的には、Work Suiteでのチャットや管理画面の表示を設計し、複雑な情報を直感的に理解できるUIに変更したり、Talent Scouterでは管理者向けのレポート出力画面の設計を実装したりしました。これらの改善により、実際に「使いやすくなった」「情報が見やすい」といった具体的なフィードバックをもらい、そのような際に喜びを感じます。
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PFNならではの社風やチームの雰囲気について、詳しく教えていただけますか?
特にPFNでは「各々が当事者意識を持って積極的に開発を進めていく」のが特徴だと思います。タスクやマイルストーンを設定し、業務で発生したイレギュラー対応も各々が積極的にタスクを拾って解決していく印象があります。そのため、自身が良いと思ったことを積極的に発信することで、それらが採用されてプロダクトに反映される風通しの良さも感じます。
また、PFNはエンジニア特有の「目に見えにくい成果/価値」も評価する文化があります。
私は技術的負債が少ない実装も特に心がけていますが、実際に自動テストを導入して将来的に実装負担が予想された箇所の大部分を削減したこともありました。こうした中長期的な改善活動も評価してもらえるのはPFNならではと思います。
また「PFN Day」という、チームや個人が開発/研究しているプロダクトやテーマを、ポスター形式で発表する社内イベントが年に3回ほど開催されます。そのため、学会のようなアカデミックな雰囲気も併せ持つのも、他社にない特徴だと思います。
以上のことからも、PFNは特に「技術に真摯に向き合い、技術に触れることが大好きな方が多い」というのを肌で感じます。
今後PFNで挑戦してみたい仕事、個人的な野望などがあれば教えてください。
PFNは2025年現在、設立してから11年を迎えました。11年が経過すると投資家や社会の期待も変化し、サービスを通じて社会への影響力を与えていくことがより求められるフェーズになります。
そのため、私個人としては0→1の開発に留まらず、開発が安定した後でも企業様&ユーザー様に満足してご利用いただけるサービスを、継続的かつ持続的に提供したいと考えています。
また2025年現在、AI/LLMが社会一般的にますます浸透し、個人から企業まで利用することが前提になりつつある状況へ変化しました。そのような時代でのWebアプリ開発では、AI/LLMを使いこなしつつ、それを組み込んだサービスの提供が、ニーズとして強まりつつあります。そのため、私個人ではAI/LLMを組み合わせたサービス開発を通じて、人の可能性を最大限に引き出すことを可能とするプロダクトの開発を目指したいです。
最後に一言お願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
PFNはAI/機械学習に関する製品開発研究をハードウェアからソフトウェアまで垂直統合で進める印象が強いため、もしかしたらアプリケーション開発の印象が薄いかもしれません。
しかし、AI開発を専門にする弊社だからこそ、サービス開発全般の幅広い経験が役立ち、アプリ✖️AIの技術力を相互作用的に高める機会が十分あります。そして、最先端技術を組み合わせたプロダクト開発を通して、お客様に価値を届ける唯一無二の経験ができます。
もしAIを活用したプロダクト開発に興味をお持ちでしたら、ぜひ一緒にチャレンジしていただけると嬉しいです。ご応募をお待ちしております(^^)!
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