Preferred Networks

Preferred NetworksとGMOインターネットグループ、 GMOサイバーセキュリティ byイエラエが 合弁会社「GMO Preferred Security株式会社」を設立

ハードからソフトまでセキュリティが担保された国産AI環境を提供

株式会社Preferred Networks(代表取締役社長:岡野原 大輔、以下 PFN)、GMOインターネットグループ株式会社(代表取締役グループ代表:熊谷 正寿、以下 GMOインターネットグループ)、および、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社(代表取締役社長:牧田 誠、以下 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ)は、2026年3月2日(月)に、資本業務提携、並びに、合弁会社「GMO Preferred Security株式会社」(以下 本合弁会社)設立に合意いたしました。

本合弁会社は、PFNのAI半導体・生成AI開発力、GMOサイバーセキュリティ byイエラエの脆弱性診断・セキュリティ評価技術、GMOインターネットグループ各社がもつインフラ基盤や電子認証技術を結集し、ハードウェアからソフトウェアまで⼀貫してセキュリティが担保された国産 AI 環境の構築と、その提供による社会実装を推進することを⽬的に設立いたします。なお、本提携にあたり、GMOインターネットグループはPFNに対し出資を行います。

これにより、経済安全保障の観点から重要性が高まる海外技術に依存しない国産AI環境の信頼性向上を図ります。

本提携の概要

本提携は、以下の3つの柱で構成されます。

1. 合弁会社「GMO Preferred Security株式会社」の設立
PFN、GMOインターネットグループ、GMOサイバーセキュリティ byイエラエの3社により、国産AI半導体および生成AIのセキュリティを支える合弁会社を設立します。

2. GMOインターネットグループによるPFNへの出資
GMOインターネットグループは、本提携の強化およびPFNの半導体事業推進を支援するため、PFNに対して出資を行います。

3. GMOインターネットグループ各社との協業推進
合弁会社の事業に加え、GMOグローバルサイン株式会社の電子認証技術のAI半導体への組み込み、GMOインターネット株式会社によるGPU計算資源の連携など、GMOインターネットグループ各社との幅広い協業を推進してまいります。

合弁会社設立に至った背景

生成AIの急速な進化と社会実装の拡大に伴い、半導体から生成AIに至るまで、設計・開発・運用の各段階で一貫したセキュリティ確保が求められています。特に、経済安全保障の観点から、海外技術に依存しない国産AI環境を、信頼できるセキュリティ体制のもとで確立することは、日本にとって喫緊の課題です。

こうした課題に応えるべく、PFNの世界最先端のAI半導体・生成AI技術、GMOインターネットグループ各社のもつインフラ基盤や各種セキュリティ技術やノウハウ、そして、GMOサイバーセキュリティ byイエラエのサイバーセキュリティ技術など、PFNとGMOインターネットグループ会社間のシナジーを結集し、国産AI半導体および国産生成AIを含む、ハードウェアからソフトウェアまで一貫してセキュリティが担保された国産AI環境を実現すべく、本提携に至りました。

本合弁会社が提供するもの

本合弁会社は、ハードウェアからソフトウェアまで、生成AIの実行環境の各レイヤーにおいて、設計から運用まで一貫してセキュリティが担保された、国産AI環境を提供することを目指します。
具体的には、以下の領域において各社の強みを融合してまいります。

1. 半導体レベルのセキュリティ
PFNが設計・開発する国産AI半導体やその上で動作するAIソフトウェアに対し、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが脆弱性診断・セキュリティ評価を実施。半導体の設計段階から安全性を検証します。

2. 電子認証によるトラスト(信頼性)の確保
GMOグローバルサインの電子認証技術を活用し、AI半導体やソフトウェアの真正性を証明するチェーン・オブ・トラスト(信頼の連鎖)を構築。AI環境に改ざんや不正がないことを技術的に担保します。

3. AIソフトウェア・運用環境のセキュリティ
国産生成AIをはじめとするAIソフトウェアの安全な実行環境を構築し、セキュリティ監視・認証サービスを提供します。

各社の役割

PFNは、「現実世界を計算可能にし、共に未来を創り出す」ことを掲げ、様々な産業領域でAIの実装実績を積み上げ、独自のAI半導体(MN-Core™シリーズ)および生成AI基盤モデルの開発も行っています。本提携においては、国産AI半導体・生成AI等の技術資産を提供し、セキュリティが担保された国産AI環境の実現を技術面から主導します。

GMOインターネットグループは、「すべての人にインターネット」を掲げ、インターネットインフラ事業、サイバーセキュリティや電子認証などのセキュリティ事業、金融事業など、多様なインターネット関連事業を通じて、社会のデジタル化を支えてまいりました。
本提携においては、AI開発に不可欠な高性能GPU計算リソースや通信インフラの供給に加え、グループ会社であるGMOグローバルサインの電子認証技術を活かしたトラスト基盤の構築、そして長年培ってきた経営ノウハウと強力な営業ネットワークによる社会実装の加速を担います。

GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、世界トップクラスの技術力を持つホワイトハッカー集団を擁し、高度なサイバーセキュリティ領域を牽引しています。本提携においては、AI半導体およびAIソフトウェアに対する脆弱性診断・ペネトレーションテスト、セキュリティ認証、セキュリティ監視(SOC)などを通じて、国産AI環境の安全性を技術的に担保します。

各社代表者のコメント

株式会社Preferred Networks 代表取締役社長 岡野原 大輔

新会社のミッションは、AI半導体から生成AI、運用基盤に至るまで一貫した信頼性を備えた国産AI環境を社会に実装することです。これにより、企業・政府・自治体はセキュリティや真正性を前提としたAI活用を安心して推進でき、重要領域への導入も加速します。また、本取組みはPFNにとっても、AI半導体と生成AIを実装フェーズへと広げる大きな推進力となります。研究開発にとどまらず、社会基盤としての国産AI技術の提供を本格化させてまいります。

GMOインターネットグループ グループ代表 熊谷 正寿

現在、インターネット革命はAIとロボティクスが主役となる『後半戦』に突入しています。日本が世界と戦っていくためには、海外技術に依存しない、信頼できる『日の丸AI』環境の確立が不可欠です。今回、世界最高峰の技術を持つPFNと、GMOインターネットグループが持つセキュリティ技術およびインフラ基盤を結集し、半導体からソフトまで一貫して安全が担保された国産AI環境を提供できることを大変嬉しく思うと共に、強い使命感を感じています。
本提携は日本の経済安全保障を支え、お客様に「笑顔」と「感動」を届ける最強の武器となります。日本をAI・ロボティクス大国へ導くべく、GMOインターネットグループを挙げて邁進いたします。

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 代表取締役社長 牧田 誠 

AIはもはや一部の先端技術ではなく、社会や産業活動を支える不可欠なインフラとなりました。行政、金融、医療、製造、教育などあらゆる領域でAIの活用が進む中、その安全性と信頼性の確保は、企業経営のみならず国家レベルの重要課題となっています。
とりわけ、データ主権や国家安全保障の観点から、セキュアな国産AIの確立と高度化は、今後ますます重要性を増していきます。利便性や性能だけでなく、「安全であること」「データが守られていること」が、これからの時代に求められる前提条件です。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、サイバーセキュリティ分野において世界一位の技術力を有する企業として、AI時代にふさわしいセキュアな国産AIの確立に貢献してまいります。

合弁会社の概要

会社名    GMO Preferred Security株式会社
所在地    東京都渋谷区桜丘町26番1号
代表者    代表取締役社長 内田 朋宏
設立日    2026年3月27日
出資比率    PFN 49.0% GMOインターネットグループ 25.5% GMOサイバーセキュリティ byイエラエ 25.5%
 

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