プロネクサスとPFN、国産生成AI基盤モデルPLaMoによる開示・IR分野の業務プロセス高度化・効率化に向け連携を開始
PLaMo翻訳のオンプレミス導入を皮切りに協業を推進
株式会社プロネクサス(以下、PNX)と株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は、開示・IR(インベスター・リレーションズ)分野において、PFNの国産生成AI基盤モデルPLaMoなどによる業務プロセスの高度化・効率化を検討することに合意しました。その皮切りとして、両社はPLaMoの日本語翻訳特化型モデル「PLaMo™翻訳」の商用ライセンス契約を締結し、上場企業の決算短信や株主総会招集通知などの翻訳業務において、PNXのセキュアなオンプレミス環境でのPLaMo翻訳の活用を2026年4月に開始しました。

PNXのサービスおよび社内翻訳におけるPLaMo翻訳活用のイメージ
PNXは、PLaMo翻訳の社内利用で生成AIによる翻訳ノウハウを蓄積したうえで、PNXが提供する開示書類作成支援システム「PRONEXUS WORKS」において、PLaMo翻訳を活用した決算短信の全訳機能を2026年12月に実装する予定です。
両社は今後、翻訳業務にとどまらず、以下の領域においても、PLaMoをはじめとした生成AIの導入による業務の高度化・効率化を検討していきます。
- 開示・IR関連文書の品質管理及びオペレーション最適化
- 開示・IR関連文書の制作プロセスの高度化
- BPO及び通常業務における生成AIの利活用
PNXとPFNは、生成AIの実運用を通じて得られる知見をもとに、PNXの顧客である国内上場企業の情報開示・情報発信の高度化に資する新たな価値提供を目指していきます。
背景と両社の取組主旨
多くの企業がDX推進を掲げる中、どの分野においても、生成AIの活用推進が品質や競争力を維持するための必須条件となりつつあります。PNXの主な事業領域である開示・IR分野も例外ではないものの、開示制度の拡充に伴い実務負荷が増大し続けていること、その実務には日本国内特有の制度・カルチャー・言語に起因する論点が多々含まれていること、また極めて高い正確性や厳格な情報管理が求められることなどから、未だ煩雑な実務が多く残されています。2025年には、東京証券取引所プライム市場上場企業に決算短信や適時開示情報の日英同時開示が義務付けられたため、迅速かつ正確な英文資料の作成が多くの企業にとって課題となっています。翻訳精度だけでなくセキュリティ面でも、信頼性が高く日本の開示実務にフィットする生成AIへの期待が高まっています。
PNXは約2,200社の上場企業に対し、システムとコンサルティングを軸に開示・IRの実務を支援している「資本市場のインフラ企業」です。一方、PFNは日本語に強みを持つ国産フルスクラッチ開発の生成AI基盤モデルPLaMoをはじめ、AI技術の社会実装を様々な産業領域で推進しています。英文開示を取り巻く環境が厳しさを増しつつある中で、両社は、PNXと同社のお客様の実務課題に生成AIを導入することで、そうした課題を解決するとともに、開示そのものの品質向上に資する新たなソリューションを検討していきます。
PLaMo翻訳について https://translate.preferredai.jp
PLaMo翻訳は、日本語を入力・出力言語とするテキスト翻訳に特化してPFNが開発した国産の大規模言語モデルです。アーキテクチャ設計から学習まで国内で完結しており、日本語を豊富に含む高品質な独自データセットを用いて学習することで、世界最高クラスの日本語性能と高い透明性を実現しています。英文和訳では、長文でも繰り返しや欠落、表記のゆらぎが少なく、理解しやすい流暢な和文を生成します。和文英訳では、日本語特有のニュアンスや語彙・表現に忠実な英文を生成します。PLaMo翻訳はコンパクトかつ計算効率の高い設計で、オンプレミス環境での利用も可能です。2025年10月からサブスクリプションサービスも開始しています。
株式会社プロネクサスについて https://www.pronexus.co.jp/
プロネクサス(PNX)は、開示・IRを中心としたコーポレートコミュニケーション支援会社です。システムサービスとコンサルティングサービスを両輪に、お客様企業と株主・投資家・顧客・求職者などステークホルダーとのさまざまなコミュニケーションを支援しています。代表的なシステムソリューションとして開示書類作成支援システム「PRONEXUS WORKS」(上場企業向け)、「PRONEXUS FUND DOCUMENT SYSTEM」(投信会社向け)を提供し、いずれも開示実務のインフラとして多くの企業に利用されています。

